こんにちは。
新潟市で外壁・屋根を中心に塗装全般を手掛けている加藤塗装です。
最近、スーパーやコンビニの店頭でよく見かけるようになった「機能性表示食品」というフレーズ。ヨーグルトや飲料、サプリメント等がありますが、これらは摂取することで健康をサポートする働きがある食品のことを指すのだそうです。
これと同様に、実は住まいの塗料にも「機能性塗料」というものがあります。
具体的にはどんなものなのでしょうか? 詳しく見てみましょう。
■塗り替え塗料に+アルファの機能
「機能性塗料」とは、様々な特殊効果を持つ塗料のことです。汚れにくくする機能や、熱の伝わり方をコントロールする機能、カビを生えにくくする機能等、用途によって様々なバリエーションがあります。
ここでは、「機能性塗料」の主な効果を紹介します。
①低汚染性
その名の通り、塗料を塗った部分を汚れにくくする効果です。具体的には、雨水と馴染みやすく、汚れを洗い流してくれる「親水性」のあるものや、日光が当たると化学反応を起こして表面に付いた汚れを分解する「光触媒」の機能を持つもの等があります。
(光触媒工業会HPより)
低汚染に優れた機能性塗料の代表例が、ASTEC社の超低汚染リファインシリーズ「美壁革命」です。雨水が塗膜の中に入り込む構造になっており、雨が降るほど外壁の汚れが落ちるという仕組みで長期間美しい姿を保ち続けてくれます。
(ASTEC社HPより)
②遮熱・断熱性
続いては、熱をコントロールする効果です。
「遮熱(しゃねつ)」は、暑さが厳しくなる季節に活躍してくれる機能です。熱の元となる赤外線を跳ね返し、室内の温度が上昇するのを防ぎます。
「断熱性」は、外壁や屋根の表面に当たった熱が内部に伝わるのを防ぐ機能です。夏場の暑さを遮断するだけでなく、冬の寒い日に部屋の暖かさが外に逃げるのを防ぐ効果もあります(遮熱には冬場の断熱機能がないため、要注意です)。
遮熱と断熱性は全くの別ものになりますので、どちらを選択すべきかは専門店に相談することをおすすめします。
(遮熱と断熱の機能を備えているGAINA)
③防カビ・防藻・防苔性
じめじめする季節、湿度が高くなると外壁や屋根にカビや藻、苔が発生することも。これらを放置すると、見た目が悪くなるばかりか、外壁内部の劣化を引き起こす恐れもあります。一度できてしまうと、綺麗に落とすのも一苦労です。
機能性塗料の中には、カビや藻、苔が発生する原因となる菌の繁殖を防ぐ薬剤を混ぜることで、発生を防ぐ機能を持つものがあります。
最近の商品は人体に影響の少ない薬剤を使用しているものがほとんどですが、気になる方はより安全性の高いものを選ぶと良いでしょう。
④耐候性
常に外気に晒されている外壁や屋根には、雨風や紫外線、外気の変化など、四季を通じて気候の変化に対応することが求められます。
耐候性を持つ機能性塗料には、太陽光や雨風に当たったり、気温が変化したりしても、「変形・変色」といった劣化を起こしにくくする効果があります。
酸性雨や塩害、排気ガスといった外部刺激に強いものもありますので、お住まいの気候の特色や立地条件等により、最適なものを選ぶと良いでしょう。
■まとめ
機能性塗料を選ぶときは、ご自宅の抱えている「悩み」を解決してくれる塗料かどうか、さらに下地(現在の外壁・屋根の材質や状態)に合っているのかどうか、そしてこれらの機能性塗料は値が張るので、予算に無理がないかといったポイントも重要です。
悩んだときは、住まいの外装塗装に明るい工事店や専門家に相談してみるのが良いでしょう。
加藤塗装は地元新潟で長く塗装工事を手掛けており、地域ならではの気候風土を考慮した上で無理のないご提案をさせていただいております。
塗料の選び方が分からない、住まいの屋根・外装の状態が心配とお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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