屋根塗装で必須の「タスペーサー」って、なに?

こんにちは!

新潟市で外壁・屋根塗装を承っている加藤塗装です。


ここに新潟でも梅雨に入っていますが、ご存知のように、

雨のピークは関東よりもうしろにずれて7月中旬。

まだまだ気を抜くことはできません。



さて、雨はそんな自然現象の1つに過ぎませんが、

実は住まいを作る立場側から見ると、これはとても頭を悩ませるものの代表格。

中でも「毛細管現象」はパッと見ただけでは分かりにくく、

発見が遅れて状況が悪化しがちなので、注意が必要です。


「毛細管現象」とは、細い隙間があると重力を無視して入り込んでしまうという、

水の性質から発生する現象のこと。

たとえば屋根では、屋根材と下地材の隙間に、いつの間にか雨水が入り込んでしまいます。

ここに水が溜まったままだと下地を腐らせ、雨漏りの原因となってしまうのです。


通常の屋根材にはわずかな隙間がありますので、毛細管現象で雨水が入り込んだとしても、この隙間から余分な水分を排出できます。

問題は、薄型化粧スレート(コロニアル)の塗り替えのときです。


塗装は屋根材の表面を覆うように塗りますが、すべてを塗料で密封してしまうと、水の逃げ場がなくなります。

それを解決するためにある部材が「タスペーサー」です。

部材だけ見ると、こんな姿をしています。



これを屋根材と屋根材の隙間に差し込むことで、その上から仕上げ塗装をしても隙間が確保され、毛細管現象で入り込んでしまった余分な水分は排出できます。



もし見積りを依頼されたときに、この「タスペーサー」の文字があったら、

この記事を思い出してください。

屋根の材や形状によってはタスペーサーが不要な場合もありますので、

もし不明点があったら、どんどん業者に聞いてみましょう!


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